こんにちは、ジムインです。

今日は、既存の建物、入居半年の1階のテナントで
排水が詰まりやすいとのことでした。
現場調査をして、テナント様内の配管については
不具合がなかったため、
床下を通っている排水配管を調べることに。

内視鏡検査とは??
配管や埋設管に破断、閉塞などの不具合箇所がないか、ファイバー製の管の先端にあるカメラを排水管や工場の配管内に挿入し、視認して点検する機材です。
なんと、便利な!頭を入れて見えないところも
汚れず安心に確認することができます。
胃カメラがあることを考えると、あるのはわかりますが
とてもコストが高そうだし。。。となります。
実際、調査は費用がかかります。
不具合がないかもしれないのに
配管通っているところすべて床、下地、土台を剥がして確認して
床復旧する工程、費用を考えると安価と思われます。
それでも、1円以上の費用はご負担いただくこととなるため
弊社社員は調査をするかどうかを
必ず自身で現地調査の上、判断をします。


haikannaisikyou1

haikannaisikyou2



1枚目、2枚目ともに内視鏡で配管の調査をしています。
Inkedhaikannaisikyou1_LI

こちら、黄色で囲っているところが排水口です。
(脇にある銀色の蓋の大きさの排水口です。)
ゆっくりとカメラを入れていきながら
モニタで配管の亀裂、継ぎ目、勾配を確認しています。
2枚目の写真は、桝からの調査です。

今回は、排水の合流前の勾配が逆勾配となっており
節水タイプのトイレだったため、排水流が弱くつまり安くなっていたそうです。
また、亀裂も発見できたため、建物のオーナー様に報告することになります。

そもそも逆勾配になってるってことは
建物の瑕疵なんじゃないの?って思いますよね。
原因としては、配管内の錆が勾配に逆らって溜まり
コブのように固まったり、
地盤沈下が大なり小なり発生している可能性だったり、
桝がコンクリ桝でできていて、塩ビ配管を連れ添って
徐々に沈んでいって結果勾配が逆になっていることも考えられます。
築年が経っている建物は、人と同じように変化をしていくということなんでしょうね。

排水が詰まりやすい、なかなか排水が流れない、などのトラブル時には
一度調べてみてもよいかもしれません。
もしよろしければ、ご相談ください

伊藤工務店HPはこちら

伊藤工務店のインスタはこちら

伊藤工務店のできることはこちら